新しい靴を買うと、必ず心配になってしまうのがサイズや自分の足に靴が合っているかという心配。特にネットで靴を注文すると思ったよりもサイズが小さくてきついので靴に入らなかったという経験もあると思います。きっと一度は靴を伸ばせたらと思った経験はないでしょうか。
アルコールで伸ばす方法やクリームで伸ばす方法など、いろんな伸ばす方法がありますが、それぞれメリットデメリットがあります。靴をうまく伸ばすことに成功しても、靴にシミがついてしまわないように気を付けなければなりません。
そこで今回はおすすめの靴を伸ばす方法についてお伝えいたします。
- 失敗しないで靴を伸ばしたい方
- 靴を伸ばす方法を知りたい方
- 今まで履けなかった靴を再利用したい方
安心して小さい靴を伸ばす方法5選
靴が伸びる部分は決まっています。それは靴のアッパー部分です。靴の下側のソールなどは伸びませんから、アッパーを伸ばすことによって得られるメリットを考えて見る必要があります。
まずはどの部分が痛いのかをはっきりしてみましょう。
- 足の指
- くるぶし
- サイズ調整
- かかと
- 足の甲
アッパーを広げることで足の指の圧迫から逃れることができます
横幅のアッパーを伸ばすことで対処できる可能性があります
ソールの幅が決まっていますから限度があります。伸ばすことができても0.5cm程度です
かかとはソールと足が当たって痛くなります。靴を伸ばすことは対策にはなりません。
アッパーを伸ばすことで対策できます。
見て分かる通り、靴を伸ばすことで対策できるものとできないものがあります。
靴を伸ばすといっても、劇的に伸びるわけではありません。おすすめはシューズフィッターとスプレーの両方を使う方法です。アルコールや熱による伸ばす方法はシミになる可能性があるのでおすすめできません。
靴の素材を見る
次に重要なのが靴の素材です。靴の製品は皮製品でないと伸びないといった意見もありますが、そんなことはありません。これにはそもそも「伸びる」ということはどんなことなのかを理解する必要があります。
スニーカーは生地を広げる
スニーカーなどの化学繊維の靴が小さい場合は生地の網目をシューズフィッターで広げるようなイメージになります。しかし注意点があります。
- サイズは広げられても0.5~1.0cm程度
- 脆くなることがある
- 壊れる危険
シューズフィッターやストレッチャーを使うときには慎重に徐々にサイズを広げていくようにしましょう。
革製の靴であれば問題ありませんが、スニーカーなどの繊維素材はもろくなる可能性が高いので注意しましょう。弱いスニーカーであれば穴が開くこともあります。
靴にはエナメルや革靴(スエード含む)のような素材から、生地と言われる編み込んだ繊維状のものがあります。スニーカーに多いのはキャンパス生地と言われるもので、カバンなどに広く使われる生地です。
この生地はとても丈夫で、コットンやポリエステルなどから作られています。生地ですので縫い目を広げることで靴を広げることができます。
ただし、衣類のように大きく伸びたりしないので、若干調整できる程度だと覚えておきましょう。
革製品は伸びやすい
革靴やスエードを使ったスニーカーなどは、キャンパス生地よりも伸びやすい傾向があります。ワンサイズくらいの調整はシューズフィッターを使うことで靴を伸ばすことができます。
靴を伸ばしたい方はぜひシューズフィッターとスプレーで検討してみてはいかがでしょうか。
広げられても1.0cmまで
1.5~2.0cmも靴を広げることができますか?という声をたまに聞きます。
しかし残念ながらそこまで靴を広げることは困難です。せいぜい1.0cmが限界です。最初の靴選びをするときに慎重になって靴を選ぶようにしましょう。
ブーツの履き口は広げることができる?
ブーツの履き口は狭いものが多く、サイズが合ってもむくみによって履き口を少しでも広げたい方は多いと思います。先ほどご紹介したストレッチャーを使えばある程度はブーツでも履き口が広くなりますが、基本的に縦には伸びにくいのが靴の特徴です。
それには理由があって、縦方向にはアッパーソールが硬いものが多く、アウトソールは伸びないためストレッチャーを使っても縦方向には伸びにくいです。しかし幅方向にはある程度広げることができるので、履き口を広げることができます。
ストレッチャーを使うときには、同時に革を柔らかくする柔軟剤やスプレーを使うと効果的です。
ドライヤーなどの熱を使って広げる方法もありますが、変色の危険があるためお勧めしていません。
中敷きを薄いものに変更してみる
中敷きがすでに入っている場合は、中敷きを薄いものに変えてしまうのもおすすめです。中敷きの厚みにもよりますが、最大で0.5cmくらいは大きくすることができるかもしれません。薄い中敷きについてはこちらに特集を組んでいますのでご覧ください。
パンプスを広げるときにもシューズストレッチャー
パンプスが本革の場合はシューズストレッチャーを使って広げてあげると快適になります。
パンプスを広げるときには革を柔らかくするクリームも併用することで、より広げることができるようになります。
あまり大きくしないように注意しましょう。
万能な靴を伸ばす方法
靴を伸ばすお奨めの方法はシューズフィッターを使う方法です。メリットも多いですがデメリットもあります。
メリットとして大きいのは、親指の部分やかかとの部分だけ伸ばす微調整ができることです。機械的にねじで大きくしていくので、ご自身の足にあった形状に微調整が可能です。
しかしデメリットとしては、時間がかかるのと、生地が壊れやすいと破ける可能性があります。しかしシューズフィッターはデメリットを補うほどのメリットがありますので、靴を伸ばす方法としては一番おすすめです。
しかも使い方はとても簡単。こちらの動画に詳しい方法が説明されています。
口コミ

通販サイトで購入したスニーカーがサイズ合わずに困っていました。そんな時に見つけたのがこの商品です。スニーカーにもできるか疑心暗鬼でしたが、二週間ほどたってその効果を実感できました。

ネットで購入したスニーカーにダメ元で使ってみました。最初は靴ベラがないと履けなかったスニーカーですが、シューズフィッターを使うと驚くほどすんなりとスニーカーを履くことができるようになりました。

足先の横幅がきつかったスニーカーに使ってみたところ、痛みがなくなり、足の指も動くようになりました。
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ポイントストレッチャー
■化学繊維*穴が開かないように注意!
■革素材
■合皮
ポイントストレッチャーは部分的に靴の伸ばしたい場所を広げることができるおすすめの方法です。部分的に足に当たる靴の部分を伸ばしたい方におすすめです。
評価
利用者の声

いつもシューズストレッチャーを使っていましたが、靴の端の方が伸ばしきれないので、こちらを買いました。これすごくいいです!靴をポイントごとに柔らかくしたい方におすすめです。

甲薄幅狭の足で、全体的に靴を広げたくなかったのでこちらを買ってみました。部分的に伸ばすことができるので、指先がとても楽になりました。

もっと早く買えばよかったと後悔しています。今まで指が痛かった靴が問題なく入るようになりました。
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スプレーで簡単に靴を広げる
■革素材
こちらはスプレーを靴に吹きかけるだけで簡単に靴を広げられるスプレーです。シューズフィッターと一緒に活用することで、より靴を広げることができます。
口コミ

ブーツの甲だけを伸ばすために買ってみました。スプレーしてからストレッチャーを使って伸ばしてみると、足が痛くなくなりました。

これはリピート確定です!靴擦れ予防の効果も絶大でおすすめです。

スプレーというよりは、どちらかというとムースに近い感じです。とてもよく伸びてブーツも履けるようになりました。
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革の達人
■革素材
革の達人は革製の靴を柔らかくしてくれるクリームです。一個持っておくだけで革靴やブーツ、革製のバッグなどいろんな革製品に使うことができるので便利です。
評価
利用者の声

今まで履くことができなかった靴が履けるようになりました。もっと早く知っておけばよかったです。

浸透力が良くてすぐに革が柔らかくになります。おすすめです。

値段も安くてコスパがいいクリームです。ブーツに塗ってみると、柔らかくなって履くことができるようになりました。
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熱で靴を伸ばす
こちらはドライヤーで靴を伸ばす方法です。やり方は、
①靴下を数枚用意
②2-3枚靴下を履いて、伸ばす靴を履いてドライヤーを当てる
※靴が足に当たる場所を入念に。1-2分でOKです
ただしデメリットもあります。
やはり一番のデメリットは皮を傷めることでしょうか。失敗してしまったといった意見もありますので注意が必要です。