ようやく靴が馴染んて来たと思ったら今度はキュッキュッって音が・・・。このような音を音鳴りと呼びます。音鳴りには靴の構造やアウトソール、インソールなどいろんな原因が考えられますので、まずは音鳴りの原因を特定することが重要です。

この記事では

  • キュッキュッとなる音鳴りの原因と対策を知りたい
  • スニーカーで音が鳴る理由は?
  • 革靴で音が鳴る理由は?
  • 雨は関係あるの?

こんな疑問にお答えいたします。

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音鳴りの原因

靴はいろんな製法がありますが、上のイラストを見るとわかるように複雑な構造取っています。この構造間の摩擦によってキュッキュッって音が鳴ることがあります。インソールと言われる中底と靴の中物の間の摩擦であれば接着するなどの方法を取ることができますが、そのほかの摩擦では修理することが困難です。

音鳴りの原因は大きく分けると下記があります。まずは音鳴りがどこで起きているのか確認しましょう。

  • インソールと靴
  • 靴の素材や組み合わせによるもの。摩擦音
  • アウトソールの屈曲
  • アウトソールの滑り

この中で最初のインソールの摩擦音であれば対処は可能ですが、それ以外は靴の素材の剥がれによるものですので、修理も難しい可能性が高いです。まずはインソールと靴の摩擦音を疑って自分で修理をしてみるのがおすすめです。

雨が原因で音鳴りすることも

車のタイヤも雨が降ると音が鳴ることがあるかと思います。スニーカーなど靴底がゴム製の場合、金属製の地面を歩くとキュキュッと音が鳴ることがあります。

これは材質の問題と、靴底の溝の二つに原因があります。特に靴底が平坦だったり、履きすぎて溝が少なくなっているときに音鳴りしやすいです。

また靴が新品の時も地面との密着面積が大きくなり、音鳴りすることがあります。

インソールの音鳴りの対策

インソールと中物の間で音鳴りしている場合は、インソールが前後に動いているのが原因です。対策としては

  • インソールを接着する
  • インソールと中物の間にパウダーを入れる

の二種類があります。

接着剤で音鳴りを改善する

接着剤でインソールを固定するときに、安易にアロンアルファなどを使ってはダメです。硬くなってしまって足を痛めてしまう危険性があります。必ず靴専用の接着剤を使う必要があります。

詳しくは「中敷きが靴の中でずれる原因3選とおすすめの対応策-歩き方や靴があっていないかも」の記事で説明していますのでご覧ください。

ベビーパウダーを使う

ベビーパウダーには摩擦を軽減してくれる効果があるため、靴の音鳴りを防止することができます。パウダー状のものであればなんでもいいので身近にあるベビーパウダーを使ってみてください。靴以外にもスキンケアにも使えるので一つ持っておくと便利です。ただしベビーパウダーはあくまでも摩擦を軽減するだけで、インソールが動かないというわけではありません。

そのため根本的な解決をするのであれば、インソールを接着するほうが早いので検討してみましょう。

靴の中で音が鳴る

インソールが原因で音鳴りがしている場合は対策は簡単ですが、それ以外が原因の場合は対策はほとんどありません。ソールが曲がって音が鳴る場合や、中の層がずれて音が鳴ることもあります。

改善できる可能性は低いですが、靴底がレザーの場合はミンクオイルを側面から浸透させてあげることで音鳴りがやむケースもあります。スプレータイプのミンクオイルあれば浸透しやすいので試してみましょう。

アウトソールの滑り

アウトソールが滑りやすくなって地面との摩擦によって音が鳴るケースがあります。この場合はアウトソールの溝が摩擦によって少なくなり、滑りやすくなっているのが原因ですので大変危険です。

サンドペーパーでアウトソールをざらざらさせる手段もありますが、根本的な解決にはならないので、素直にアウトソールを交換してもらうのがおすすめです。

また値段が高くない靴であれば買い替えを検討してみましょう。

靴の外側で音が鳴る

アッパーと言われる外側で音が鳴る場合は、革靴であればオイルや靴用のクリームを塗ると改善することがあります。アッパーだけではなくベロと言われる靴紐の後ろにある部分も念入りにクリームを塗ってみましょう。

繊維でできているスニーカーはクリームを塗っても効果はありません。スニーカーでアッパーが音鳴りをしているケースは少ないと思いますので他の原因を考えてみてください。