土踏まずと運動機能の重要な3つの要素とは?

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土踏まずと運動機能の重要な3つの要素とは?

みなさんは”アーチ”という言葉をご存知でしょうか。アーチとは、その名前の通り、橋の形状のことです。足には3つのアーチがあります。一番わかりやすいのは、土踏まずの内側縦アーチです。

5つの足のアーチ機能とは?
足のアーチ 足のアーチには、3つのアーチがあると言われています。内側縦・外側縦・横アーチの3種類である。この三つは、それぞれ連続的な一体...

足の3つのアーチの中で、土踏まずは緩衝性と運動性の二つの機能が備わっています。スポーツやランニングでは、この二つの機能はとても重要です。
肉眼にも土踏まずとして認識しやすいこともあって、内側縦アーチ(土踏まず)は3つのアーチの中でも分かりやすいのです。歩行の機能と密接な関係性があるとされていて、とても重要な足部の機能です。土踏まずが高いものをハイアーチ、低いものを扁平足と呼ばれています。

ハイアーチ用インソールでは3つのことに気を付けて!

ハイアーチとは、土踏まずが高い状態のことを言います。土踏まずが低い扁平足の逆のパターンですね。土踏まずがちゃんとついているので、ハイ...

土踏まずの支持機構

土踏まずは筋力と靭帯によって支持されています。トロント大学のバスマジアンらは、正常の状態では約180kgの負荷をかけた時に、初めてアーチ保持のために必要な筋活動が生じたと報告している。

安静にしたとき、立位状態では土踏まずは100kgの負荷に対して数mmしか伸張されず、足部にかかる負担は足底の諸靭帯、足底筋膜の緊張により土踏まずが保持され、正常時では土踏まずを保持するために筋活動は極めて少ないことが報告されている。アダルベール・カパンディらは筋は持続するストレスに対抗するのに対して、靭帯は短時間の強烈なストレスに対抗していると述べている。

ようするに、歩行など長時間アーチに負担がかかる場合は筋力がサポートし、瞬間的な負荷が加わった場合は靭帯が土踏まずに作用していることと言えます。

骨の機能

土踏まずは、踵骨、距骨、舟状骨、楔状骨、第一中足骨の5つの骨で構成されています。このうち地面に接しているのは、第一中足骨頭の底部と踵骨です。それ以外の楔状骨や舟状骨などは地面から離れている。舟状骨は平均して地面から15-18mm離れていて、「土踏まずの要石」と呼ばれることもあります。

距骨は体重をすべて受けており、拇指球や小趾球、踵骨へと体重の負荷を分散する機能を有しています。

それぞれの土踏まずを構成する骨同士が緩く結合しており、柔軟に対応することで歩行時の衝撃を吸収する役割を持っています。また、凹凸の地面でも足の形が適合するようにできています。

一般的なインソールでは、舟状骨を堅いサポートで突き上げるものが多いため、歩行時に衝撃が舟状骨を突き上げてしまいます。

筋の機能

土踏まずと筋力は密接な関係性を持っています。筋は付着部や走行の違いやアーチを構成する各筋が筋力の低下や短縮を起こすことにより、土踏まずの機能に様々な影響を与えることが分かっています。

筋力の低下によって土踏まずの機能が低下する筋は、後脛骨筋、長腓骨筋、短腓骨筋、長趾屈筋、足底筋です。また短縮によりアーチを低下させる筋は、長母指伸筋、長趾伸筋、第三腓骨筋、前脛骨筋、下腿三頭筋です。

土踏まずが低下した場合は、インソールの処方が効果的です。インソールを着用し、筋のトレーニングやストレッチングを行う必要があります。

長腓骨筋の機能

長腓骨筋は第一中足骨を内側楔状骨に対して屈曲することにより、内側楔状骨が舟状骨に対して屈曲することで土踏まずの湾曲を強めています。

後脛骨筋

後脛骨筋は前足部を回内することによってショパール関節の運動軸を直交させてショパール関節を固定し、強固な足を作って土踏まずを支持している。

長拇指屈筋

長拇指屈筋や長趾屈筋は舟状骨によって距骨が後方に押されたとき、後方にずれるのを防ぎ、土踏まずを支持しています。

母趾外転筋

母趾外転筋は第一列を底屈し、さらに前足部の外転を抑制することによって土踏まずを支持しています。

前脛骨筋

前脛骨筋は筋の伸張具合や肢位によって土踏まずに対しての作用が変わってくる。そのため、土踏まずが持ち上げすぎた場合は湾曲を減少させ、内側縦アーチを平たんにする機能があります。また、土踏まずが低下しているときには湾曲を増加させます。

土踏まずを高める筋肉

①後脛骨筋
②長腓骨筋
③短腓骨筋
④長趾屈筋
⑤足底筋
弱化筋のトレーニング

土踏まずを低下させる筋肉

①下腿三頭筋
②前脛骨筋
③第三腓骨筋
④長趾伸筋
⑤長拇指伸筋
短縮筋のトレーニング

靭帯の機能

多くの足底靭帯群によって5つの骨が結合しています。その靭帯とは、足底踵舟靭帯、足根中足靭帯、楔舟靭帯などのことを指しています。これらの靭帯は、瞬時に強烈なストレス(高いところからに着地や急激な荷重)に対抗する。

土踏まずが低下すると、この靭帯が緊張することが分かっています。またこの状態が長く続くと、病的弛緩になります。

年齢と土踏まずの関係性

赤ちゃんの時は土踏まずが形成されていない。つまり、足のアーチは作られていないことが分かります。だから赤ちゃんは立って歩行ができないのです。成長に伴って徐々にアーチが形成されていきます。

成長に伴って体重が増加するため、足のアーチが下がっていくように感じられますが、現実はその逆のことが起こっています。これは足底の靭帯と筋が成長と運動により、土踏まずを保持する力が強まっていくこと、関節間に存在する関節の遊びの動きが関わっているとされています。

もし土踏まずがキチンと形成されていないと身体のバランスが保持できず、立つことさえできません。

4~8歳までは土踏まずの形成が始まります。この時期は成長期ですから、筋・靭帯・骨格などが発達する前に過度に荷重がかからないように注意してください。過度に荷重がかかると、土踏まずの低下を招く恐れがあります。

15~16歳で筋・靭帯・骨格などの発達が止まり、土踏まずが完成されます。土踏まずは、筋・靭帯・骨格で形成されていますから、完成と言っても運動不足になれば、土踏まずの低下を招き、ちょっとした段差でも転びそうになったり、疲れやすくなります。

土踏まずを形成する、筋・靭帯・骨格の3つの重要な要素を理解していただければと思います。

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